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ストラット式サスペンション

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ストラット式サスペンションとは、サスペンション方式の一種で、ショックアブソーバーを中心にして、それに車輪をつけた構造のもの。1950年に考案したフォードのエンジニアの名前からマクファーソン・ストラット(MacPherson? Strut)式とも呼ばれ、自動車用のサスペンション方式としては現在最も多く利用されている。ちなみに日本車では1966年に登場した初代トヨタ・カローラが初めて採用した。

この方式の特長は、他の方式と比較してストロークを大きくでき、スペース効率に優れ、軽量でコストが安いことである。主に中型以下の乗用車に多く用いられる。

しかし短所もある。それは、コーナリング中にかかる力が、ダブルウィッシュボーンサスペンションではサスペンションアームに掛かるだけなのが、ストラット式ではショックアブソーバーにも及んでしまう点にある。これにより、コーナリング中にショックアブソーバーの動きが規制されてしまい、スムーズにストロークしなくなる。もう一つの短所は、サスペンションが沈み込んだ際に発生するキャンバー変化を任意に設定しにくいことである。ダブルウイッシュボーンとストラットサスペンションの両方の長所を両立した形式が「マルチリンク式」と呼ばれる形式である。

この方式の構造は前述のとおりショックアブソーバに車輪をつけたものであり、これを「ストラット」と呼ぶが、このままではストラットを固定できないため、車輪を受ける側にロワアーム(トランスバースリンク)を取り付けて車体に固定する。

この方式は前輪にも後輪にも用いることができるが、後輪用の場合はロワアームが2本であることが多い(パラレルリンク式)。これは、平行に取り付けられたアームで横方向の力を分散させることを目的としたものである。また、この2本のアームを利用してトー角変化を発生させこれを積極的に操縦特性に利用することもできる。

また、一般車に多く採用されるストラット式は、ダブルウィッシュボーン式のようにジオメトリーの変更が容易では無いが、少ない部品点数で構成されることによってコストダウンが容易で量産車向けのサスペンション形式といえる。


Last-modified: 2006-12-07 (木) 09:33:03 (1160d)
Link: ウィッシュボーン(1113d) サスペンション(1159d) マルチリンク式(1160d) ショックアブソーバー(1169d) サスペンションアーム(1174d)
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