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鈑金塗装・調色について

お役立ち情報

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自動車の修理には、大きく分けて整備と板金があります。

鈑金について

整備は車検、点検・修理・メンテナンス、板金は、車体(ボディ)の修理を指します。
板金では、ちょっとぶつけて作ってしまったようなキズやヘコミからいたずらキズの修復、、事故による損傷、クラッシュしたモータースポーツ用の競技車まで扱います。
当然、それぞれが使う設備も大きく異なります。
整備では車を持ち上げるリフトやテスター機器などが主な設備となり、鈑金ではボディの歪みを直すフレーム修正機や何十色もある塗料、調色機や溶接機、鉄板をたたくハンマーなどを使います。

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車の損傷部分(ぶつけてヘコんでしまっている部分)をハンマーと当て板で叩き出す作業のことです。事故などで大きな損傷受けた場合には、フレーム修正機などを使って車の骨格そのものから修理を始めます。

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どんな損傷でも「見た目がキレイに直ればいい」というわけではなく、修理をした後の「安全性」「強度」「耐久性」を考慮しながら作業を進めなければなりません。 近年、各自動車メーカーは衝突安全ボディの開発に力を入れているので、修理工場でもこのことを念頭に修理をします。修理が完了した後、この衝突安全ボディが完璧に機能するようにしなければならないのです。ですから、国産車だけでなく輸入車も扱っている修理工場の場合は、その輸入車メーカーの特性も把握しておかなければなりません。
修理後の車の「安全性」「強度」「耐久性」を確保するために、実作業の水面下にはこうした様々な知識、ノウハウが隠されているのです。

【ショップからの声】
「できる限りハンマーで叩き出して鉄板を平らにするのが鈑金技術。つまり、いかに下地(パテ)を薄く塗れるかがウデの見せ所です。 部品交換の場合は、ガラスがあれば一旦それを外して塗装しなければいけないので値段が高くつき、技術の差も出ない。鈑金の場合は、まさにその技術で直していきます。 また、お客様の要望や予算に合わせて修理プランを立てられるのも鈑金のいいところでしょうね」

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塗装について

自動車のカラーは、ソリッド、メタリック、パールの3種類があります。
このように、塗装の修理により金額が変わってきます。3コートパールは、当然、高めになります。

塗装は、修理をした部分だけでなく、交換した部品にも塗装します。(新品部品は、塗装がされていないまま 納品される場合がほとんどです。そのため、外装はもちろん、内装パネルの細かい部分までお客様の車にあわせて塗装します。)

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塗装が割れている原因の見分け方(あるショップから)

1.表面に真っ直ぐにキズがあるか?
2.表面にブツブツがあるか?
3.表面に赤サビが見られるか?
4.表面がはがれているか?
第一に、事故歴があるか?の確認です。上記の症状が有りましたら即剥がすと確認できます。事故歴が見受けられたらやり直しです。
パテが厚いようでしたら、B/P工程のやり直しです。穴が空いていたら鉄板で貼り付け溶接等を施します。
水分が入らないように工夫し、Bパテはなるべく薄く塗ります。

今までの経験上、一番トラブルが少ない工程は、
パテを遠赤外線乾燥機にて乾かす。
塗装段階でも同様に乾かす。
材料に水分が入らないようにする。吹きつけ作業、湿気が多い季節も注意する。
パテ&乾燥吹きつけ作業などが終わった段階で最低でも遠赤外線乾燥機で乾かす。

乾燥機を当てる事によりトラブルがほとんど解消すると思います。
(磨きが終わった時点で乾燥機を当てるとツヤぼけが少なく済みます。) 塗装が剥がれるトラブルで考えられる事はいろいろありますが、交換部品での塗装作業でのトラブルは、ペーパー研ぎ不足。
内側は油&ホコリなどを取り除き、ミッチャクロン塗料を吹き付けてから本塗装する。
クリアーだけ剥がれるのはクリアーの厚みが原因、あるいは材料との相性もある。

調色について

車のボディーカラーを作り出します。データによりある程度の分量は決まっていますが、ここからは 職人の経験とノウハウで実際の車に合わせていきます。 例えば、屋内ガレージで保管されている車と青空駐車場に止まっている車とでは、同じ車種で同じカラー 車でも微妙に異なります。色アセなどを考慮して調色します。
(5色から8色ほどまぜて色をつくりだします)
また、ソリッドカラーを塗った段階で他の部分とバッチリあっていても、クリヤーコートを塗る必要が ある車は、当然、クリヤーコートを塗った最終段階で合わないと意味がないといえます。 そのため、調色の段階で最終的な仕上がりを想像していくことが必要となり、非常に高度な技術といえます。
塗装をするときは、部品を外して塗装する場合とマスキング(テープ等を当てて塗料がはみ出さないように する)をして塗装する場合があります。 すべての部品(大きな部品はもちろん、小さな部品まで)を外して塗装すればキレイに塗装できますが それでは手間がかかりすぎてしまいます。そこで、マスキングと併用して塗装を行います。 塗装用スプレーを行って塗装しますが、鉄板のラインやクボミ等をうまく処理して仕上げていきます。
また、パーツ全体を塗装する場合と鈑金した部分だけを塗装する場合がありますが、どちらもその車にあった 調色を行います。そして、パーツのある部分だけを塗装する場合は、新たに塗装した部分と前の部分との差を 極力ゼロにちかづけていくために、ボカしの技術が行われる場合もあります。

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