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修理のための設備

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自動車修理に使われる設備や道具を紹介しよう

フレーム修正機

損傷の中でも、事故等による大きな損傷により車体のフレーム(骨格)が歪んでしまったり ヘコんでしまった場合などに使われます。最近の車は、衝突安全ボディーになっているため 運転者の命を守ることが第一となっており、運転席部分を強くし、衝撃をその他の部分で 吸収しようと段階的に弱く(やわらかく)作られています。 そのため、事故等にあうと歪んだり、曲がってしまったりボディは大きな損傷を受ける場合があります。 フレーム修正機では、ボディ全体が動かないように固定し、 付属のタワーのチェーンで事故車のボディ変形部分を修復(引き出す)します。 まずは、歪んだ部分を計測して修復し、部品がしっかりと装着できるように修復します。そして、 安全性、強度を十分に確保することはもちろん、剛性(ねじれ、ずれ に対する弾性)も考慮します。 例えば、走行中にカーブを曲がるときは車体は、よじれています。このように、ボディが よじれないとカーブを曲がりきることができません。 また、足回り関係のフレームの修正をしておかないと、〝まっすぐ走らない〟車になってしまいます。 このように、目に見えない部分での修理が非常に大切なのです。

精度のいいフレーム修正機が各社から発売されています。大型のものからコンパクトなタイプのものまでありますが、最終的には操るのは人。ボディを熟知した経験豊富なスタッフに修理してもらいましょう。

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出会い頭の事故では、必ずフロント部が曲がる。
曲がりを修正しないと、真っ直ぐに走れない、こんなときには車の致命傷だ。。このような修正にフレーム修正機は威力を発揮します。

4輪アライメント

車体とタイヤ(ホイール)との位置関係で、ホイールが路面や進行方向に対してどのような角度や 位置で取り付けられているかを表すものです。

ホイールアライメントの基本要素は、トー、キャンバー、キャスター、キングピン角、スラスト角、 20度回転角の6つの角度です。 純正のデータを元に調整していきますがただ、車が平行に走ればいいというものでもありません。走行中の安全性と安定性 、車両の直進性と接地性能の向上 、タイヤ寿命の確保 などが重要な要素です。

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普通に運転をしていて、こんな症状がある場合はアライメントが必要。

1.ハンドルのセンターがずれている。
2.加速中に左右どちらかに車が流れる。
3.右カーブと左カーブで車の動きに差がある。
4.走行中、いつも左右どちらかにハンドルが取られる。
5.車高をローダウンやハイリフトにしている。(車高にあったバランスを取り直す必要がある)
6.タイヤに極端な片減がある。
7.事故等により足回りに損傷を受けた(ぶつかってタイヤが取れてしまった場合など)

※通常運転手が乗車しているはずなので、運転席に人を座らせてアライメントの調整をするのがベスト。

塗装ブース

自動車の塗装は、外気温にも左右されやすいデリケートな作業です。また、塗装中にチリなどのゴミが付着してしまうと仕上がりに大きな問題が生じます。
そのため、多くの修理工場では、塗装ブースを設置しています。(かなり高額な設備です)
塗装ブース内は、空気が上から下へと流れています。この空気はフィルターを通しているのでゴミやチリをシャットアウトして 作業ができます。 塗装後、ブース内の温度をあげて、そのまま乾燥させることができるものもあります。
ブースの中は仕上がりのためにも作業員の健康のためにも、最高の環境となっています。

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塗装ブースは、大型の設備なので、ビニール製の簡易タイプも多く使用されています。

乾燥機

赤外線」は、波長域が0.76~1000ミクロンにある、可視光線(目に見える光) り短い波長の光(電磁波)のことで、赤外線はその波長帯によって「近赤外線」と「遠赤外線」とに分けられます。
「近赤外線」の波長は0.76~4ミクロン、「遠赤外線」は4~1000ミクロンと、 4ミクロンを堺にして分けられています。
いま、遠赤外線は暖房機器や魚焼きグリル、布団などにも採用され、私達に「暖かさ」を提供しています。
自動車修理の現場で活躍するのは、近赤外線の方。鈑金後の形を整えるパテ、塗装の前段階のサフェーサ、そして塗装の各段階で活躍するのがこの近赤外線乾燥機です。
ほとんどは、ハロゲンランプを採用し、高さ、角度調節のできます。各塗料のメーカーにより乾燥時間も 分かれているようです。

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塗装の場合、プレヒート、(塗装の希釈シンナーを蒸発させる)で5分~10分間
フルヒート(塗装シンナーの蒸発後、乾燥硬化させる)で5分~15分程度。

塗装用スプレー

自動車補修の塗装に使われる塗装用スプレーは、低圧低空気量です。

タッチアップやボカシ塗装時のオーバーミストが少なく作業性がアップするからです。 塗料ミストの飛散や跳ね返りが多いと、作業をする人の健康を害しかないので、 極力、飛散のすくないスプレーを使用しています。

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調色機

自動車のカラーは、それぞれカラーNoがつけられていてすべてのボディーカーラー(何百色もあります)はデーター化されています。
しかし、青空駐車場に駐車している車と地下駐車場に駐車していある車とは同じカラーでも微妙に違いがあります。修理工場では、当然、お客様の車にあったカラーを塗装するわけですがそこで、調色という作業が大切なのです。微妙な色を作り出すために、0.1g未満を計量したり、それぞれのお客様の調色データの保存できたりします。最新のシステムは、外装パネルに測定器をあてて測色、自社で利用している塗料のメーカーなどをコンピュターに入力すれば配合がわかるという調色機もあります。それでも、最後は、ベテランの調色技術が必要。
太陽の光のもと、その一台一台にあった調色は塗装の中で最も難しい作業といわれています。

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実際の車のカラーをみて微調整する

自動車の鉄板(薄板)同士を強力に接合させる方法がスポット溶接です。
自動車を生産する過程では、プレス加工した部品を組み合わせて作られているわけですが、その結合部分はスポット溶接をはじめ、アーク溶接などで結合されています。
このスポット溶接とは接合する部品同士を重ね合わせて電極で挟み電流を流すことで、界面の抵抗発熱で接合する抵抗溶接の一種です。
接合は5~6mmほどの点溶接で、通常は10~20cmピッチで溶接します。
レースなどで利用される車は、このピッチを狭くして強度をアップさせるためにスポット溶接増しをしています。
専用の機械(スポッタ-)を使い、ひとつづ溶接していきます。
他にもスポット溶接は、配電盤、自動販売機、看板、室外機、OA機器のBOXなど結構、身近なものに使われています。

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※スポット溶接に対し、最近、衝突安全性のアップのためにレーザによる連続溶接が注目されています。 スポット溶接と違い連続で溶接できるためねじれに対する剛性は高く、接合強度も部品の強度より強くできます。

ハンマー/当て盤 /ハサミ

現在は機械工具が進歩しており、また、材料や部品も進化し続けています。そんな現代でも、「技術で直す」道具として活躍しているのがハンマーや当て盤、そしてハサミのような昔ながらの道具です。

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車の凸凹に、ハンマーと当て盤を正確にあてて修理していきます。修復箇所に正確にハンマーと当て盤をあてて、力の配分や加減は高度な技術と豊富な経験が必要な作業です。ここでの、しっかりと修復しておかないと、パテ、サフェーサ、塗装の過程に大きく影響します。
ハンマーと「影」と呼ばれる道具を使って鉄板を直角に曲げたり、新しい線を作成するために使います。パーツがカーブしていれば、そのカーブにあわせて鉄板に折り目をつけたりします。

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