養生を行って作業スタート。
エアコンの調子が悪い…。ボンネットを開けて覗いてみてもエアコンのトラブルは、なかなか自分で原因を発見できないものだ。
ガスを補充してみるが事態は改善しない。やはり、どこから漏れているのかを発見しない限り、根本的な治療とはならないのがエアコントラブルだ。そんなユーザーを悩ますのが部品代が高いのではないか？とか、大掛かりな作業となり、時間も作業費もかかってしまうのではないか？ ということだろう。
そこで、
今回は部品の持ち込みOKのエアコン修理の専門店へ相談し、対応を依頼。〝快適な風?が戻ってきたという事例を紹介しよう。
ガス漏れの場所を発見
点検の結果、ガス漏れの場所はエバポレーターであることが判明したこの車。部品交換が必要となった。
エバポレーターとは、内部を霧状になった液化ガスが流れ、そのガスが気化するときの気化熱によって、周囲の空気を冷却する働きを担っている。その際、水分が結露となって放出されるが、時の経過とともに、それがエバポレーターを腐食させてしまい、ガス漏れの原因となっていたのだ。そこで、オーナーが持ち込んだ部品と交換、また、エバポレーターに冷却媒を一気に噴射するオリフィス（エキスパンションバルブ）の詰まりも見られたためこちらもオーナー持込みの部品と交換した。
オーナーが持ち込んだ、エバポレーターコア、ヒーターコア。
その他にも？
また、クーリングユニット内のフラップ（内気／外気の切換をするもの）の劣化も疑
われた。そのままにしておくと、ヒーターコアとエバポレーターの風がミックスされてしまい、冷えが悪くなったり、温風が出なくなる事態があるという。
われた。そのままにしておくと、ヒーターコアとエバポレーターの風がミックスされてしまい、冷えが悪くなったり、温風が出なくなる事態があるという。
上が古いオリフィス。よく見ると小さなゴミも詰まっている。
こちらも確認するとフラップのスポンジが剥がれてしまっている状態だったため、スポンジをしっかりと張り直し作業完了となった。
クーリングユニット取り外し。難しい作業のひとつだ。
エアコンの修理は、ダッシュボードからスタートし、ハンドルなど様々なパーツ類を外
しての作業となるため、やはり専門店に任せるのが安心だ。
しての作業となるため、やはり専門店に任せるのが安心だ。
クーリングユニットを分解、スポンジを張り直し、パーツ類を取付けて作業完了。
エアコンは除湿などにも活躍する優れもの。困ったときは専門店に車を持込み、相談をしてみることをオススメする。
組付けて、作業完了。
【取材協力】有限会社ASANO
【工賃】約10万円 ３日間
【工賃】約10万円 ３日間
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