一般的なパワーウインドウは、スイッチをいれるとモーターがレギュレータのワイヤーを巻き上げたりすることにより動いて
いる。スイッチ、モーター、レギュレータの故障またはワイヤーの切断などの理由で、窓が開かなくなったり閉まらなくなったりしてしまうわけだ。
車の窓が閉まらない! 運転をしている途中にこんな状況になったらかなりアセるはず。実は年月の経過した車に乗っているならどんな車にも起こり得ることらしい。もし、いまも異音や動きが悪いといった状況があるのなら、今すぐにでも専門工場で診てもらうべきだ。雨のとき、極寒のとき、窓が全く閉まらなくなってしまったら大変な事態。
今回はそんな重要な役目を果たしているパワーウイン
ドウの修理について紹介しよう。
今回はそんな重要な役目を果たしているパワーウイン
ドウの修理について紹介しよう。
やばい！車の窓が…。
運転席側ドアの内張りを外して各部品をチェックする。
どうして動かない？
フロントドアの内張りを外し、確認してみないとどの部分が故障しているのか、わかりにくいケースが多い。中には、窓ガラスが外れてしまって、動かなくなってしまっているということもあるという。パーツ類が故障していたり、ワイヤーが切れてしまっている場合は、交換が必要だ。
内張りをはがし、交換、元に戻して動作確認後に作業終了となる。
内張りをはがし、交換、元に戻して動作確認後に作業終了となる。
今回は(左)レギュレータと(右)モーターの両方が原因だった。
窓をきれいにしていくことも大事
窓ガラスの周りについているゴムが劣化していることで、スムーズな開け閉めができないこともあるので注意。
また、窓を汚れたままにして開け閉めを繰り返すと、異音発生の原因となったり動きが遅くなったりすることもあるという。窓ガラスはキレイに掃除をして、摩擦を軽減しておくようにしよう。
また、窓を汚れたままにして開け閉めを繰り返すと、異音発生の原因となったり動きが遅くなったりすることもあるという。窓ガラスはキレイに掃除をして、摩擦を軽減しておくようにしよう。
各部品を取付けて動作確認後、無事納車。
走っている時にこんなことになったら？
車の窓が閉まらなくなったときの応急処置は？ まずは、落ち着いてスイッチの動作確認をしてみよう。スイッチがグラついていたり、固くなってしまっているといった場合は、ゆっくりと押してみたりする。違う動きをすることにより、動き出すこともあるそうだ。
チャイルドロックもチェックしよう。しかし、モーター等の故障ではお手上げ。落ち着いて運転して、専門工場へ依頼することをおすすめしたい。
チャイルドロックもチェックしよう。しかし、モーター等の故障ではお手上げ。落ち着いて運転して、専門工場へ依頼することをおすすめしたい。
（豆知識）レギュレータの大きさも様々！
車種によりレギュレータの姿形も様々。この車の場合、こんなに大きなレギュレータが取付られている。中にローラーがありそれが破損したことにより運転席のドアが動かなくなってしまったそうだ。
【取材協力】カーコンビニ倶楽部 カレストステーション 杉並宮前店
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