強い衝撃によりフェンダーが割れてしまっている。
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樹脂パネルのフェンダー修理
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ひと昔前までは、「鉄のかたまり」と呼ばれていた車も、最近では衝撃を吸収しやすいように樹脂製の外装パーツがつかわれるようになった。バンパーには樹脂製が使われているのはご存じのとおりだが、その他にも、サイドステップやサイドミラーの付け根部分、サイドピラーなど小さなところにも使われているそうだ。
「鉄のかたまり」から新素材へ?
鉄に比べ軽い樹脂を利用することで、ボディの軽量化が実現し燃費がアップ。また、パネルが衝撃を吸収することにより、車内の人を守る役割も担っている。隣の車が勢いよくドアを開けて凹んでしまった、なんてことも、樹脂の場合は元に戻ろうとする反発力が働き、表面にキズはつくが凹みにくいという特徴もあるという。しかし、鉄に比べると強度が落ちるし、割れやすいという弱さもある。
今回は、そんな樹脂パーツの中でもフェンダーの修理について紹介しよう。
今回は、そんな樹脂パーツの中でもフェンダーの修理について紹介しよう。
損傷したフェンダー周りを外す。完璧に割れているため、交換をすることになった。
割れ方がハンパじゃない。
ガードレールにひっかけてしまい、フェンダーを損傷してしまったことで入庫したこの車。
衝撃が加わり、そのまま引きずられてしまったことにより、完璧に割れてしまっている。このよう状況になると、フェンダーの交換となるケースが多い。
鉄製フェンダーであれば、鈑金で叩きだすことにより修理でき
るケースもあるが、樹脂の性質を考えると交換したほうが良いということで、今回は新品パーツへの交換となった。
衝撃が加わり、そのまま引きずられてしまったことにより、完璧に割れてしまっている。このよう状況になると、フェンダーの交換となるケースが多い。
鉄製フェンダーであれば、鈑金で叩きだすことにより修理でき
るケースもあるが、樹脂の性質を考えると交換したほうが良いということで、今回は新品パーツへの交換となった。
このフェンダーは、鉄板ではなく、樹脂でできている。
今後も樹脂パーツの箇所が増える!?
樹脂パーツの場合、線キズなどであればペーパーで削りながらパテで埋めて、また磨くという作業を行っていくことにより〝つる
つる〞に仕上がるそうなので覚えておきたい。
つる〞に仕上がるそうなので覚えておきたい。
新品のフェンダーを塗装。
樹脂パーツ用メンテナンス法
さて、車種によっては未塗装で使われている樹脂パーツも少なくない。未塗装の樹脂パーツの多くは黒系だが紫外線の影響で年月が経つと白くなり、色あせしてきてしまうことがあるので注意。そんなときは、樹脂コーティング剤やワックスでメンテナンスをすると良いそうだ。
ボディに組み付け後、磨き作業を行う。
今後、樹脂パーツの利用率が上がっていくと、今まではとは少々異なるメンテナンスが必要になってくるかもしれない。
最終チェックをして完成。