廃棄物を抑制するために、いろいろな分野で注目されている「再利用」。車のパーツ類も同様で、使用済み自動車から再利用できる部品を取り外し、同じ車種の車に取り付ける。
例えば、事故等の損傷を受けた車がパーツ類を交換しなくてはいけない、というケースでリサイクル部品が活躍している。地球環境にもユーザーのお財布にも優しい、そんな理解が進みつつある。今回はそんなリサイクル部品を使った修理で、新品部品を使ったコストと比較すると、なんと1/3にまで圧縮できた事例を紹介しよう。

リサイクル部品を使った修理で、新品部品を使ったときよりも1/3も修理費が削減できた事例。
安いだけじゃない!?
どんな修理をするか?それだ問題だ。
右前のフェンダーの凹みで入庫したこの車。このショップでは、修理コストを圧縮するためにお客様と修理法について様々な打ち合わせをしている。
右フェンダーの凹みは一目でわかるくらいの大きさ
コストも大事、安全性も大事
なぜなら、ユーザーそれぞれが、修理コストに関する考えが異なるからだ。新しい車なので、傷ついてしまったところは綺麗に直したいというユーザーもいれば、買い替えを検討しているので、次の車検まで乗れればいい、といった要望のユーザーもいる。
安全性に問題がなければ、DIYで修理するユーザーも多いだろう。今回は、ユーザーへリサイクル部品を紹介したところ、まずは在庫の確認をしてみることになった。
安全性に問題がなければ、DIYで修理するユーザーも多いだろう。今回は、ユーザーへリサイクル部品を紹介したところ、まずは在庫の確認をしてみることになった。
部品交換をすることに…。
きれいで安いならサイコー
運よく、品質のよいリサイクル部品をみつけることができた。リサイクル部品は、ボディーカラーにあわせて再塗装をすることもあるが今回はそのまま取り付けても問題なさそうだ。取付けはプロに
任せて修理完了。
任せて修理完了。
車修理のコストの中で部品代の占める割合は大きい。そのため、このショップでは自費での修理である場合など、リサイクル部品の利用を特に勧めているという。コストだけでなく安全性なども、気になることは気軽に相談して納得できる車修理にしよう。
発注から2日後に納品された、リサイクル部品に交換して修理完了