で、このエアコン、故障すると修理するのがかなり厄介なシロモノなのだ。エアコンは、液体(冷媒)を密閉されたシステム内で循環させているため、故障するとまずどこにガス漏れなどの不具合があるのかを調べるところから修理は始まる。
エアコン修理・電装関係 の修理に関するお役立ち情報が満載。自動車修理のリペアナビ
臭い?冷たい風がでない?『エアコンの修理について』
お役立ち情報 エアコン修理・電装関係 修理箇所で見る

夏冬関係なく1年中車内でフルに活躍しているエアコンだが、一番ありがた味を感じるのはやはり夏。真夏の炎天下のドライブで、風量全開にしても出てくるのはヤニ臭くて生暖かい風ばかり、冷風の"れ"の字も出てこない!なんて経験は絶対にしたくない。
複雑なカーエアコンのシステム
どこが悪いのか?を発見することからスタート
専用のテスターや圧力計などでガス漏れがあるかないかを探すのだが、既にガスが漏れて空になってしまっている場合は、まずガスを再充填してからその作業を行なう。ガス漏れ箇所が見つかったら、再充填したガスをまた抜き取って修理や部品交換を行ない、冷媒管(フロンガスの通り道)内の空気を真空ポンプで抜く"真空引き"という作業を行ない、新しいガスを充填、最後に作動チェックをして完了!となる。この間、部品交換のためにはグローブボックスを外さなければならなかったり、車種によってはオーディオやナビ、スピードメーターの部品まで取り外さなければならないこともある。
さらに、冷媒がシステム内を循環するという構造であるため、ある不具合が別の箇所の不具合を連鎖的に引き起こすこともあるため、あらかじめ問題の置きそうな箇所の部品を交換しておくこともあったりする。
さらに、冷媒がシステム内を循環するという構造であるため、ある不具合が別の箇所の不具合を連鎖的に引き起こすこともあるため、あらかじめ問題の置きそうな箇所の部品を交換しておくこともあったりする。
具合が悪いときは早めに専門ショップへ
このように、エアコン修理は故障の状態によっては手間と時間がかかり、さらにコンプレッサーやエバポレーターといった電装部品自体も決して安いものではないので、修理費が意外なほど高くなってしまったりするのだ。
では、高額な修理費がかからないようにするにはどうしたらよいか。これはもう、ガンと同じで早期発見、早期治療が一番。大掛かりな修理が必要になる前に、少しでもエアコンの調子がおかしいと感じたら、すぐに専門ショップで診てもらうことだ。
そのためにもオールシーズン、エアコンを作動させておくことが必要だ。夏になって1年ぶりにスイッチを入れたら動かなかった、なんてことのないように注意したい。
では、高額な修理費がかからないようにするにはどうしたらよいか。これはもう、ガンと同じで早期発見、早期治療が一番。大掛かりな修理が必要になる前に、少しでもエアコンの調子がおかしいと感じたら、すぐに専門ショップで診てもらうことだ。
そのためにもオールシーズン、エアコンを作動させておくことが必要だ。夏になって1年ぶりにスイッチを入れたら動かなかった、なんてことのないように注意したい。
そのためにもオールシーズン、エアコンを作動させておくことが必要だ。夏になって1年ぶりにスイッチを入れたら動かなかった、なんてことのないように注意したい。
参考価格
ガス漏れ点検
新ガスのシングルエアコンの場合10・000円前後
旧ガスのシングルエアコンの場合13・000円前後(点検時に使用したガス込みの価格)
新ガスのシングルエアコンの場合10・000円前後
旧ガスのシングルエアコンの場合13・000円前後(点検時に使用したガス込みの価格)
取材協力
(有)ASANO