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キッチリ直したい!!『些細なひっかき傷』

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キッチリ直したい!!『些細なひっかき傷』 の写真

クルマの傷というと、よくあるのがボンネットやドアのちょっとした擦り傷。悪戯でコインで擦られたり、クルマから降ろそうとした荷物の角で擦ってしまったりと原因は様々だが、たいていはタッチペイントを買ってきて、自分でちょいと塗ってそれで修理は終わり。

ひどい!いたずらキズ

だが、当然一目見てタッチペンの跡は分かるから、どうしてもきちんと直したいというユーザーもいる。今回の例は、そうしたユーザーの一人だ。

今回のユーザー氏は、まだ買って間もない愛車スイフトのボンネットに、悪戯で写真のような傷をつけられてしまい、近くの板金塗装工場に「なるべく安く直して…」と持ち込んだ。

キッチリ直したい!!『些細なひっかき傷』 の写真1

サンドペーパーでキズを落とし、その周りにもペーパーをかける。その後、塗装下地としてこれもボンネット全体にサフェーサーを塗る。

なるべく安く直したい

引き受けた工場では、まず機械を使い、傷全体に280番程度のサンドペーパーをかけた。このとき、傷が塗装の下の鉄板にまで及んでいれば、鉄板自体にもペーパーをかけることになる。

さらに、次はボンネット全体に400番くらいのペーパーをかける「足付け」という作業を行なう。これは塗料の下塗り剤である「サフェーサー」の乗りをよくするためだ。
サフェーサーを吹いたあとは一旦それを乾かし、今度は800番程度のペーパーで磨きをかける。もちろんこれは塗料の乗りをよくするため。

キッチリ直したい!!『些細なひっかき傷』 の写真2

クリア塗装後、乾かしてコンパウンドで磨き、艶を出す。
ボンネットに雲が映ってる!

やはりキレイに…

今回のスイフトのボディ色は紺メタリック。一口に紺メタと言っても、実は紺系統の塗料を5~6色混ぜ合わせて作るのだが、これが調色機を使っても、実車の色とは微妙に異なる場合が多い。同じ紺メタでも屋内ガレージに保管されているクルマと青空駐車のクルマとでは色の褪せ方などにどうしても差が出てしまう。メタリックでない単純なホワイト塗装でさえ、最低3~4色は混ぜて作るのだ。経年による色褪せの違いまで考えて行なうのが調色という作業だ。

さて、そうして作った塗料を塗ってそれで終わりというわけではない。その後さらにボンネット全体にクリア塗装を施し、乾かした後、艶を出すためにコンパウンドで磨いてやっと完成に漕ぎ着ける。

今回はここまでの修理期間が3日間、修理代は4万2千円だった。これが安いか高いかは、愛車への愛がどれだけ深いかによる?

参考価格

約4万2千円 修理期間:3日間、

取材協力

有限会社不二板金 

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