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財布にも環境にも優しい! 『修理”のススメ』

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ガソリン代だけでもヒイヒイ言ってる昨今、修理代も安いに越したことはない。
 修理代を安く上げるためには、まず何と言っても、修理費全体の中で大きな比率を占める部品代を抑えることだ。具体的には、リサイクル部品(中古部品)やリビルト部品(再生部品)を使うなどの方法がある。

鈑金で直す

そして、もう一つが、ここで紹介する『なるべく部品交換をしないで修理で済ませる』という方法。損傷が激しくて、これまでなら当たり前のように部品交換で対応されていたようなケースでも、最近では費用の圧縮を求めるユーザーの声に応えて、手間隙をかけて修理する工場が増えてきた。
 しかもこれ、ただ修理費が安く済むというだけがメリットではない。自動車修理のプロによれば、ドアなどの部品はたとえぶつけたり擦ったりしても、なるべく交換しないほうがよいという。新車時に組み立てラインで取り付けられた部品がやはりそのクルマに一番合っていて、それを交換すると例えばボディ剛性が落ちたり、他にも様々な不具合が生じる可能性があるというのだ。
 さらに、部品交換をしなければ廃棄物も発生しないので、環境負荷を低減するという効果まであったりする。
 というわけで、今回はボディ左サイドのフロントフェンダー、ドア、ステップ、リアフェンダーの一部をぶつけてしまったニュービートルの修理事例。

財布にも環境にも優しい! 『修理”のススメ』 の写真1

フロントフェンダーからドア、ステップ、リアフェンダーの端にまで傷は及んでいた。
左右フェンダーとバンパーが一体式のため、フロント周りを全部外す。

部品交換しないメリットもある

不幸にもこのオーナーは車両保険に入っていなかったので、「なるべく安く…」というのが修理工場へのリクエストだった。そこで工場では、どうしても部品交換が必要なステップ以外は基本的に修理で対応することを提案、オーナーも了承した。
 フロントフェンダーは新品に交換すると部品代だけで4万1750円。材質がプラスチックなので手間はかかったもののパテ埋めなどで丁寧に修理して1万2千円前後で済み、3万円近い節約になった。
 ドアの損傷具合は保険会社が交換を認めるほどひどいもの。だが、新品への交換だと部品だけで11万円するところが、これも修理して6万3千円ほどで済んだ。

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ステップ部分だけは最小限の新品部品に交換。ビス留めではなく溶接する。

深い傷でも治せるかも?

リアフェンダーは傷も小さかったのでこれは普通に鈑金で修理。ステップだけは新品を調達して溶接で取り付けた。
 結局、部品交換をしなかった分で約7万7千円の節約になった。人によってはガソリン代半年分くらいにはなるだろうからこれは大きい。
 もちろんすべての損傷が修理で直せるわけではないが、傷が深いからといって端から諦めず、まずは修理工場に相談することだ。

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ドアも鈑金修理。塗装下地のサフェーサーを塗り、ボディ色に塗装する。

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磨き作業をして完成。ユーザーの要望どおり8万円近い節約になった。

参考価格

VWニュービートル  修理費用:305000円(部品代込み) 
工期:10日 

取材協力

有限会社不二鈑金

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