修理代がかさむ要因となるのが交換パーツ代。ぶつけた場所によっては、複数の部品を交換しなければならないので、結構な金額になるのだ。破損した部品をできる限り修理して再使用し、部品代を浮かせるという手もある。けれども、破損部分が広範囲におよぶと、部品の修理にかかる工賃と交換パーツ代を比較して、交換した方がリーズナブルということもある。
今回紹介するのは、バンパー、ボンネット、フェンダー、ヘッドライト、フォグランプ、ラジエーターサポート、フェンダーエプロンなど左フロント部分を大きく損傷してしまったインプレッサ。車両保険に入っていなかったオーナーへショップが提案したのがリサイクル部品だ。
リサイクルパーツを利用 の修理に関するお役立ち情報が満載。自動車修理のリペアナビ
修理代を抑える救世主! リサイクル部品を使って修理
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ちょっとした不注意が原因でガシャン!! 修理しないわけにはいかないけれど、車両保険を使うと次年度から等級が下がるし・・・。自腹を切って直すとなると、修理代はできるだけ安く抑えたいというのが正直なところだろう。
部品代を圧縮!
バンパーやフェンダーを外し、フレーム修正機で引っ張って元の寸法に戻す。
約40%OFF!?
リサイクル部品は、廃車になった自動車から再利用可能な部品を取り外し、キレイに清掃するなどして商品化したもの。まだ使えるものを捨てないという意味でエコでもある。品揃えや品質も年々向上しており、気軽に安心して利用することができるようになった。
何よりも魅力的なのはその価格だ。今回のケースでは、新品部品を使った場合の修理見積もりは約40万円だった。それが、バンパーを除くすべてをリサイクル部品で調達することで、工賃込みで25万円程度で収まったのだ。
ちなみに、バンパーはリビルト部品(再生部品)を利用した。リビルト部品というのは、使用済みパーツで磨耗・劣化した部分を交換・修理し商品化したものだ。
何よりも魅力的なのはその価格だ。今回のケースでは、新品部品を使った場合の修理見積もりは約40万円だった。それが、バンパーを除くすべてをリサイクル部品で調達することで、工賃込みで25万円程度で収まったのだ。
ちなみに、バンパーはリビルト部品(再生部品)を利用した。リビルト部品というのは、使用済みパーツで磨耗・劣化した部分を交換・修理し商品化したものだ。
リサイクル部品を仮組みして収まり具合をチェック。パネル間のチリもバッチリ。
フレーム修正で修理後も安心
このインプレッサはフレームまで損傷していたため、まずフレーム修正機にかけた後、調達したリサイクル部品を取り付けていく。パネルにキズがあったり、ボディーカラーと異なっていてもショップで修理・再塗装してもらえば問題はない。今回もフェンダーは色違いしか見つからなかったのだが、ボディーカラーに合わせて塗装した。愛車のボディカラーと同じものが見つかれば、そのまま取り付けてもOKだ。
車種、年式やグレードなどによっては見つかりにくいリサイクル部品もあるが、最近は在庫状況をネットで検索できる業者も多い。まずはショップに相談してみよう。かなりのコストダウンになるはずだ。
車種、年式やグレードなどによっては見つかりにくいリサイクル部品もあるが、最近は在庫状況をネットで検索できる業者も多い。まずはショップに相談してみよう。かなりのコストダウンになるはずだ。
フェンダーは違う色だったので、色味を合わせるため再塗装する
リビルトバンパーはキズなどの修理をしたバンパーで、足付け作業の後、塗装をして完了
完成。正確なフレーム修正と塗装技術のおかげで、ダメージの跡は見当たらない。
参考価格
約253000円(部品代込み)
工期:10日間
工期:10日間