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まだ使えるパーツを再利用。 パーツ交換の半額で修理!

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今回紹介する事例は、リペアナビの「よく見られている修理事例ランキング」でベスト5に入っているケース(2009年12月現在)。ポールに左側のフロントをぶつけてしまったシエンタだ。
オーナーが入っていた車両保険は、「車対車」の事故を補償するエコノミー車両保険だったので、単独事故では保険が使えない。ディーラーで見積りをもらったところ、「交換するパーツが多いので全部で17万円くらいかかる」と言われたオーナーが、「なんとか修理できないか?」と相談に来たのだという。

高額になってしまうパーツ交換

損傷部分を見てみると、バンパーがヘコんだだけでなく、フェンダーも押されて大きく変形。ヘッドランプそのものにはダメージはないのだが、ボディに取付ける部分の樹脂が割れていた。さらに、コーナーポールの外筒にもヒビが入っていた。バンパー、フェンダー、ヘッドランプ、コーナーポールと、すべてのパーツを交換というディーラーの見積りも決しておかしくはないレベルの損傷だったのだ。

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バンパーとフェンダーだけでなく、ヘッドランプにもダメージがあったが、破片が残っていたため、修理できた。

修理で対応!

ヘッドランプは取付け部が割れただけ、コーナーポールはヒビが入っただけなのだが、残念ながら、割れた部分だけパーツを取り寄せることはできない。パーツ丸ごとセットで販売されているので、交換するとなると、パーツ代だけで、それぞれ約2万円かかってしまう。しかも、このパーツ代は値引きすることができないから、工賃を足すと結構な金額になってしまうのだ。その点、修理の料金は、工賃がほとんどを占める。損傷が大きく、作業にあまり長い時間かかるようなら交換した方が安くなるケースもあるが、今回は修理した方が安かったというわけだ。

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ひび割れたコーナーポールも交換すると約2万円。修理で対応。

満足できる仕上がり!

バンパーは遠赤外線で暖めて、大きなヘコミを戻してからパテ埋め。フツーなら交換するほど折れ曲がっていたフェンダーも、丁寧な板金作業で対応。ヘッドランプ、バンパーとのチリ合わせもバッチリだ。ヘッドランプの取付け部は、幸い破片が残っていたので、接着剤で固定。コーナーポールはヒビを埋めてスプレーで塗装した。
ご覧の通り仕上がりは上々。今回取材したショップでは、納車してから一週間後、必ずオーナーに感想を聞いているのだが、「満足している」という答えが返ってきたという。それもそのはず、修理費用はディーラー見積りの約半分で収まったのだから。もしもの時、頼りになるのは腕のいいショップというわけだ。

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バンパーのキズも意外と広範囲だったことがわかる。

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ブース内でバンパーとフェンダーを塗装する。

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完成。このショップでは、フッ素洗車、タイヤワックスをサービス

参考価格

修理費用80908円
工期:3日間

取材協力

株式会社ジャストオートリーシング 川崎工場

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