「エアコンが効かなくなった」とひと言で言っても、その原因は様々。
コンプレッサー、コンデンサー、レシーバータンク、エバポレーター、各々のパーツをつなぐホースと、エアコンは部品点数が多い。
エンジンルームにあるコンデンサーが飛び石で傷ついたり、エバポレーターに水滴が貯まって腐食したり、ホースが劣化したりすると、そこから冷媒ガスが抜ける。
レシーバータンクが目詰まりしたり、コンプレッサーがへたって圧縮が弱くなるケースもある。
古いクルマの場合は原因が1カ所とは限らないし、故障したパーツを交換したら、エアコン回路内の圧力が正常に戻って、今度は他のパーツが壊れたというケースもある。
快適ドライブを左右するだけに、確実に修理できる技術力が求められるのだ。

最高気温が35度を超える猛暑日が連続するなど、今年の夏はやけに暑い! 走行中にウインドーを開けても、外気温が35度じゃ全然涼しくならない。
エアコンをかけないと、熱中症になってしまう。
今回は、エアコンが壊れた時の駆け込み寺、電装専門店を取材した。
土用の丑の日のうなぎ屋さんと同じく、エアコン修理は、夏場がかき入れ時。しかも、エアコン修理ができるショップは減少傾向にあるというからなおさらだ。
エアコンをかけないと、熱中症になってしまう。
今回は、エアコンが壊れた時の駆け込み寺、電装専門店を取材した。
土用の丑の日のうなぎ屋さんと同じく、エアコン修理は、夏場がかき入れ時。しかも、エアコン修理ができるショップは減少傾向にあるというからなおさらだ。
快適なエアコンを維持するって結構たいへん。
エバポレーターはグローブボックス
の奥にある。一番冷媒ガスが漏れてい
たのはココ
問題の洗い出しからスタート
今回、取材したアサノ電機では、修理する前にエアコン関連の全パーツを点検して、問題点を洗い出している。
車種によって1~2万円程度の点検料がかかるが、どこが壊れているのか? 修理にいくらかかるのか? ユーザーにとってはわかりやすいシステムだ。
この点検結果を基に、どこまで交換するか? をユーザーと相談する。予算が厳しければ不良箇所だけ交換。安心して乗りたければ、そろそろ壊れる可能性が高いパーツも交換しておく。
この方が2回、3回に分けて修理するよりも、結果的に安上がりになる。
最後にプロショップからのアドバイス。「燃費を気にして、長期間エアコンを使わないでいると、コンプレッサーの回転軸が固着してトラブルになるケースもある」とのこと。
少しの時間でもエアコンをかけて、ちゃんと冷えるかどうか、確認しよう。
車種によって1~2万円程度の点検料がかかるが、どこが壊れているのか? 修理にいくらかかるのか? ユーザーにとってはわかりやすいシステムだ。
この点検結果を基に、どこまで交換するか? をユーザーと相談する。予算が厳しければ不良箇所だけ交換。安心して乗りたければ、そろそろ壊れる可能性が高いパーツも交換しておく。
この方が2回、3回に分けて修理するよりも、結果的に安上がりになる。
最後にプロショップからのアドバイス。「燃費を気にして、長期間エアコンを使わないでいると、コンプレッサーの回転軸が固着してトラブルになるケースもある」とのこと。
少しの時間でもエアコンをかけて、ちゃんと冷えるかどうか、確認しよう。
エバポレーターを取り外してチ
ェック。ガス漏れした部分が、黒く
汚れている
エバポレーターにゴミがたまる
と風量も低下する。新品(右)と比
較すると、こんなに汚れている。
低年式車は他のパーツもへた
っている。この機会にレシーバー
も新品に交換しておけば安心だ。
エアコン回路のエア抜きをし
て、ガスをチャージ。交換部分のガ
ス漏れ点検をして、作業完了。
参考価格
160000円(点検料・消費税込)
工期:1週間
工期:1週間
取材協力
(有)ASANO