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パワーウインドーが動かない! ~買い取り専門店の依頼にも誠実に対応~

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今回の修理事例は、フォルクスワーゲン・ニュービートルのパワーウインドーの故障。スイッチを押すとモーターは回るのだが、ウインドーが動かない。
レギュレーター、ローラー、モーター本体、ギアなどなど、故障の原因は様々なものが考えられるが、実は、こうしたパワーウインドーのトラブルは決して少なくないという。特にもともとの作りがしっかりしているクルマであればあるほど、ガラス自体の荷重が大きく、長い間、開閉動作を繰り返すことでモーターやレギュレーターに重い負担がかかる。そのため、年式を経てくると、かなり高い確率で不具合が生じやすい部分だと言
えるだろう。

パワーウインドーが故障してしまったニュービートル。輸入車としては日本でも根強い人気を博している1台だ。

故障の原因はレギュレーター

今回、作業を行った“トータルカーケア神原商会”では、故障の原因がレギュレーターにあることがわかった段階で、1万円ほどのリペアキットを使うことにした。
 レギュレーターをまるごとアッセンブリで交換することも可能だが、そのメーカー純正パー10万円超! 普通のディーラーならばおそらくこれを使うだろうが、その差は歴然。この差こそ、事例に合わせて可能な限り低コストで対応してくれるプロショップならではのメリットなのだ。
 取材に協力していただいた神原商会は、比較的ポピュラーで年式が古い輸入車の修理を扱う機会が多いとのこと。中古車の買い取り専門店からの修理依頼などにも対応している。
 年式的には7年落ちから10年落ちで、最初のユーザーが手放した時に不具合がある部分を直し、新しいユーザーにクオリティの高い商品を提供するための架け橋となってくれる…そんなイメージを感じさせるプロショップだ。
代表の神原馨氏のポリシーは「お客様の立場に立った商売」そして「身の丈であること」。
「どんなメーカーの、どんな故障でも対応できる…とは言いません」と語る人柄が、逆に誠実で信頼できるショップであることを感じさせる。

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パーツをアッセンブリで交換すると、パネルごと全部で約10万円の出費となる。

 「そろそろマイカーを手放そうと思うけど、ちょっと●●の調子が悪くて修理代の方がかさみそう」…そんな不安から、なかなか決心がつかない人は、一度、相談してみることをオススメしたい。

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そこで今回は約1万円のリペアキットで対応。左のアッセンブリに比べるとかなりパーツ点数が少ないのは、ちょっと不安だが…

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ウインドーをスライドさせるためのパーツを取り外すには、レール上部を切断しなければならない。

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新しいパーツを差し込む。この時注意しなければいけないのは、ワイヤーの通し方。ワイヤーにはちゃんと上下があるのだ。

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反対側のレールも同様に処理して、ワイヤーをセットしたら切れ目を溶接。ローラーの軸が溶けないように、細心の注意が必要。

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