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ミッションを5速から6速に換装~どうせ載せ替えるなら グレードアップを~

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16万㎞を越えてなお、元気に走り続けてきたEP 91型スターレットグランツァ(ターボ)のマニュアルトランスミッションから、ガラガラ音がする・・・という相談から始まった今回の修理事例。今や貴重な"ホットハッチ"だけに、オーナーが大切に思う気持ちは本当によくわかる。
異音の原因としてはベアリングのヘタリだと考えられる。だが、ミッションを下ろしてバラして不具合の部分だけを修理して再び組んで載せる?という作業は意外に手間がかかるもの。ユニットごと換装してもコスト的にはあまり変わらないことから、オーナーの希望で5速マニュアルトランスミッションを6速のユニットに換装することに決まった。

車の大手術!

今回の修理を担当したワイズガレージのメカニックによると同型式のものであれば、基本的には流用して載せ替えることが可能?だという。たとえばAE 92型レビン/トレノに、AE111型の6速マニュアルミッションを換装することも可能だ。
ちなみに今回の事例では、6速ミッションのユニットはオーナーが自ら手配したものを使用している。ワイズガレージでは、今回のケースのような、オーナーによる「パーツ持ち込み」も歓迎している。もちろん相談すれば、リサイクルパーツやリビルト品なども、その手配からきっちり対応してくれる。
実際、お気に入りのダウンサスや車高調キットを持ち込むオーナーも多いとのこと。ファクトリーには四輪アライメントテスター『B-DYNA』を備え、精度の高い組み付け作業を行ってくれる。

ミッションを5速から6速に換装~どうせ載せ替えるなら グレードアップを~ の写真1

不具合が発生した5速ミッションを取り外す。このスターレットグランツァは約16万kmを走行しているが、下回りは実にキレイ

豊富な実績に注目

それにしても『リペアナビ』で紹介されているワイズガレージの修理事例バリエーションは、実に豊富だ。S14シルビア、T230セリカ、R 33スカイラインGT-Rといったスポーツ&スペシャリティの定番系から、GC 10スカイラインのような往年の名車に加え、RV、ミニバンなど様々な国産車を手がけている。
さらにニュービートル、アウディなどのドイツ車に加え、ダッジバン、マスタングといったアメリカ車のラインアップにも対応。車種的にも作業的にもとてもマルチな、頼りになるファクトリーだ。

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取り外したミッションを分解して、使用可能なパーツを選別していく。このあたりの作業精度の高さも、経験が豊富だからこそ

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オーナーの希望で、ミッション載せ替えと同時に機械式デフも交換作業を行った。工賃節約には大きなメリットがある

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6速化に伴ってシフト部も変更しなければならない。中央の白いスペースにあったシフトレバーなどのパーツを交換する。

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組み終えたミッションは、一見するとこれまでの5速ユニットと大きな違いはない。だからこそ、換装が可能になるワケだ

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ミッションを上側から固定する終盤の作業。「企業秘密の“あるコツ”」によって、作業そのものは1日とチョイでこなせるそうだ

参考価格

約工賃8万円から(部品は持ち込み)
作業時間:約1週間(部品の手配に必要な日数含む)

取材協力

ワイズガレージ

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