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ATミッションをリフレッシュ ~輸入車のAT修理には 専門のノウハウが必須

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Tミッションのトラブルは、輸入車オーナーとしてはとても気になるところ。作業も大がかりだし、交換パーツも多く、かなりの出費を覚悟しなければならない部分のひとつだ。
今回の修理事例は、走行距離7万3000㎞のBMW525( 04年式)のものだが、実はこの年式のBMWに採用されているATはZF製6速。ZFの製品としては1世代前のものだが、年式的にもちょうど保証が切れて、様々なトラブルが発生しやすくなるタイミングにあった。

ZF製6速ATは内部にコンュータが組み込まれている。そのためリビルトするためには、専用テスターでデータやエラーメモリーを検出する必要がある。

日本で唯一のZF社公認ワークショップ

数多くの輸入車に採用されているこの世代のZFは、ミッション内部に制御用のCPUを内蔵しているのが特徴で、ただバラして必要なパーツを交換して組み直せばOK、とはいかない。専用のテスターを使って、各種データやエラーメモリーを検出するなど、特殊な作業過程が必要になってくる。だからこそ、そうしたハード、ソフトに精通したプロショップに頼みたい…というワケで、依頼主が選んだのがデルオートだった。

 デルオートは、乗用車に関しては日本で唯一のZF社公認ワークショップ。様々な技術情報を蓄積するとともに、最新の専用テスターなども完備している。創業は40年前と歴史も古く、トランスミッション専門店としてのノウハウは国内随一だ。

 マネージャーの藤田昌樹氏に輸入車のATミッションを長持ちさせるコツを伺ったところ「基本的には定期的なメンテナンスが大切」とのこと。とくにATフルードの交換が、機械的な劣化の予防に一定の効果があるという。ただZF製ATの場合は、このフルード交換にもコツが必要。オイルを抜く作業や油温管理など、ノウハウのしっかりしたプロショップに頼むのがベストだという。もちろんデルオートなら安心だ。

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チェックの結果、ATの機械的故障(内部故障)のエラーが入力されていたことが判明。分解するためにATユニットを車体から取り外した。

輸入車のATミッショントラブルなら…

もうひとつ大切なのは、調子がおかしい…と思ったら、一度相談してみること。「なんだか変速に時間がかかるなぁ…」といった気になる症状が出始めたら、たとえばオーバーホールするのもひとつの手だ。決定的に壊れてしまってからの修理に比べて、よりリーズナブルにリフレッシュすることができるという。
デルオートでは、そういったニーズに応えて“ プリベンティブ・オーバーホール”というプログラムも提案している。

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ATユニットを分解して内部を点検する。今回は、シリンダーブッシュの摩耗、クラッチディスクの焼け等があった。

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破損した部品とともに消耗部品を交換、モディフィケーション等を行なって、各パートごとに規定値内に組立てる。

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各部のクリアランスを測定し、調整しながら組立てていく。ATユニットのリビルトが完成したら、車両に取り付けてテスト。
ロードテストの後、エラーメモリーの入力がないことを確認した。デルオートでは他に、各種テストベンチも完備している。

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取材協力

(株)デルオート

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