今回、クーラーキットを取り付けたGC10型ハコスカ。外観写真を見ただけでもすぐわかる上モノ。オーナーの溺愛ぶりがわかる
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GC10型ハコスカにクーラーを! ~不適合な部品が次々に難題をクリアして完成~
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R32GT-RやS30Zといった往年の名車たちから、プリウス、デリカなどの実用ファミリー系、マニアックなインポートカーたちまで、多彩な車種を取り扱うワイズガレージ。
作業的にもレストア、チューンあるいはテレビキャンセラー取り付けといったワンポイントカスタムに至る、とにかく幅広いジャンルで対応してくれるプロショップである。
作業的にもレストア、チューンあるいはテレビキャンセラー取り付けといったワンポイントカスタムに至る、とにかく幅広いジャンルで対応してくれるプロショップである。
これぞプロの知識と技術
今回ご紹介するのは、そんなワイズガレージが扱った修理事例の中でも、かなり難易度の高い一件。GC10型ハコスカに、クーラーキットを取り付けた事例だが、部品取り寄せ、加工、脱着といった作業まで含めて約1カ月を費やしたという力作だ。
一般的に60年代後半から70年代にかけての国産車は、エアコンはもとよりクーラーも標準装備ではなく純正オプションとして設定されていた場合が多いのだとか。
このハコスカも同様で、この世代ではふたつのメーカーから"L型4気筒"用の後付けクーラーキットがリリースされていた。問題は、そのメーカーによって、取り付けに必要なブラケットの形状が微妙に異なってしまっている・・・という点。「部品の共通化」が進んでいる現代のクルマからは、ちょっと考えられない"課題"があるのだ。今回の事例でも、この"課題"が文字通り"難題"となった。
一般的に60年代後半から70年代にかけての国産車は、エアコンはもとよりクーラーも標準装備ではなく純正オプションとして設定されていた場合が多いのだとか。
このハコスカも同様で、この世代ではふたつのメーカーから"L型4気筒"用の後付けクーラーキットがリリースされていた。問題は、そのメーカーによって、取り付けに必要なブラケットの形状が微妙に異なってしまっている・・・という点。「部品の共通化」が進んでいる現代のクルマからは、ちょっと考えられない"課題"があるのだ。今回の事例でも、この"課題"が文字通り"難題"となった。
オーナーが持ち込んだクーラーキット。コンプレッサー、リキッドタンク、エバポレーターなど一式揃っている。これはかなり貴重品
ないパーツ加工する!?
クーラーキットそのものはオーナーの持ち込みだったが、コンプレッサーを取り付けるブラケットがまず不適合。クーラーベルトを調整するテンショナーも合わないため、L型のジャパン用を流用。それらを取り付けるために加工が必要になった。単なる加工ではなく補強対策も施しながらということだが、それでもなんとか克服し、見事にハコスカは「クーラー付」へと進化することができた。
同店の代表、下平氏によれば、このハコスカは「ラッキー」な事例だと言えるそう。この年代になれば部品の入手そのものも困難だし、すんなり付くことはなかなかない、のだとか。またオーバーヒート対策など、他にも手をつけるべき課題はある。
とはいえ「モノ(パーツ)さえあれば、対応はしますよ~」と下平氏。地球温暖化が進む昨今、旧車オーナーもヤセ我慢しなくて済むようになるかな。
同店の代表、下平氏によれば、このハコスカは「ラッキー」な事例だと言えるそう。この年代になれば部品の入手そのものも困難だし、すんなり付くことはなかなかない、のだとか。またオーバーヒート対策など、他にも手をつけるべき課題はある。
とはいえ「モノ(パーツ)さえあれば、対応はしますよ~」と下平氏。地球温暖化が進む昨今、旧車オーナーもヤセ我慢しなくて済むようになるかな。
だがキットのベルト調整用テンショナーと取付けブラケットも不適合。というワケで流用・加工作業に。写真は仮付け状態
ただ「付くように」加工するのではなく、きっちり補強対策も施しておく。さらにきれいに塗装して、ブラケットが完成
車両にブラケットを取付け、次にコンプレッサーを装着。作業スペースを確保するためラジエータなどは取り外されている
配管などを取り付けた後、室内ではセンターコンソールにクーラーユニットなどを取り付けて…完成。ちゃんと冷えたそう♪
参考価格
工賃10万円~応相談(部品は持ち込み)/作業時間:約1カ月以上(部品の手配に必要な日数含む)
価格
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