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もし、ローギアでしか走行できなかったら…

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ミッションを〝Dレンジ?にいれても、全然、加速されない…。アクセルを踏み込んでも回転数ばかりが上がるだけ。どうやら、シフトアップせず、ずっとローギアのままらしい。これは、ドライバーならかなり焦る故障だ。
とにかく、専門ショップへ行って診てもらい修理してもらうしかない、ということで近所の整備工場へ入庫した。

この部品がステップモーター。
故障をすると変速せずに固定されてしまう。

こんな症状が数万円で元に戻る?

ミッションの交換? と思う方も多いだろうが、このショップでは、このようなミッショントラブルのケースをすでに数件ほど扱っている。原因を突き止め、スピーディに部品を取り寄せ、作業は一日で完了。また、快適なドライビングができた、という事例を紹介しよう。

 この故障はステップモーター・回転センサーの不良によりシフトアップができなくなったしまったことが要因らしい。ステップモーターが故障すると、故障した時点での変速位置に固定されてしまう。まずは、ステップモーターを新品のステップモーターへ交換。次に、プライマリー側回転センサーを交換していく。タイヤの奥、カバーを外すとCVTがありそこにプライマリー側回転センサーがある。
最後にセカンダリー側回転センサーを交換。。これは、ボンネットを開けてスロットルボディ下側にある部品だ。最後に試運転を行い、エンジンの回転数、シフトアップなどに問題がなければ修理完了。
 一時は、どうなることかと思ったオーナーだが、この作業一式で数万円で元に戻るのだからホッと一安心だろう。

もし、ローギアでしか走行できなかったら…の写真1

プライマリー側回転センサー。
○印がついた部分が部品だ

オーナーの心強い味方だ

信じられないようなケースだが、他にも高速中に急にシフトダウンされてしまう、信号待ちをしていたら急にエンジンの回転数が上がるなどのトラブルもあるそうだ。「走る、止まる」は車の基本性能。そのトラブルは事故につながりかねないので異音や運転中に違和感を感じたらすぐに専門ショップへ相談しよう。
今回のケースのようにドライバーではなかなか見つけられない不具合を発見して修理・整備をしてくれるだろう。

もし、ローギアでしか走行できなかったら…の写真2

セカンダリー側回転センサー。見えにくいがスロットルボディ下側にある(○印部分)

もし、ローギアでしか走行できなかったら…の写真3

走行テストをして修理完了

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セカンダリー回転センサー・プライマリー回転センサー
(写真はセカンダリー回転センサー)

(おまけ)

近年の車は電子制御が広範囲におよぶので、エラーメッセージがでたら素人判断は禁物です!
お近くのショップに早めに相談にいきましょう。

もし、ローギアでしか走行できなかったら…の写真5

近年の車は電子制御が広範囲におよぶので、エラーメッセージがでたら素人判断は禁物です!
お近くのショップに早めに相談にいきましょう。

参考価格

約48000円~ 
作業期間: 1日

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