小さなキズ・ヘコミ の修理費用/修理事例
A/T(ZF製 6HP26 )のリビルト(脱着含)
修理内容で見る 小さなキズ・ヘコミ
担当工場 | デルオート 世田谷工場 | ||
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修理/作業内容 | A/T(ZF製 6HP26 )のリビルト(脱着含) | ||
メーカー/車名 | BMW 745/2005年式 | カラー |
修理/作業金額 | 修理/作業期間 | ||
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修理担当者 からのコメント |
●症状●エマージェンシーモードになる 走行距離 97,000km |
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ダッシュボードに「トランスミッションプログラム」が点灯し、シフトがパーキングから抜けなくなる、という症状で入庫しました。
運転席の足元辺りにあるカバーを開け、赤いバンドを引っ張り、機械的にパーキングを解除します。
まずはA/Tの診断から始めます。車両をリフトアップし、A/Tのコネクターに直接テスターを接続し、エラーメモリーを読取ります。
診断結果から機械的故障と診断された為、A/Tを外し、分解しました。
トルクコンバーターもかなり高熱になったようで色が変色しています(左が元のトルクコンバーター、右が新品です)。要交換のレベルです。
クラッチディスクも焼損していました。デルオートではクラッチディスクも一枚一枚、焼け具合等のコンディションを確認しています。A/T内部に機械的損傷があり、そのために内部リークが発生し、油圧レベルが低下したと考えられます。油圧低減は発熱の要因になり、進行すると今回のような損傷に至ります。
リビルト(再生)したA/Tをテストベンチで機能テストをした後、再度テスターでエラーメモリーの消去、アダプションデータの初期化を実施した後、車輌への取付け、テストドライブをし、ATFレベル調整をして完成です。ZF製6速A/Tをテストベンチで機能評価するには、A/Tにコンピューターが内蔵されているため、そのプログラムに合わせたテストをする必要があります。