AT ( 4L30E GM製）のリビルト（脱着含） 外車の修理・メンテの修理事例.

ＡＴＦの状態を確認したところ、真っ黒でした。

オイルパンを外したら、マグネットに多量の金属粉が付着していました。ＡＴ内部にどこか破損があるようです。

ＡＴ本体不良と判断し、ＡＴを取外します。

分解の上、内部点検したところ、大きな損傷部位は見当たりませんでしたが、フィルターが詰まっていた為、各クラッチやバンドが焼けていました。

トルクコンバーターの内部に損傷があるかも知れません。

トルクコンバーターを切開したところ、ステーターインナーレースとポンプインペラが互いに干渉して削れていました。金属粉はここから出た物でした。

その他損傷部位の見落としがないか注意しながら、各パーツをクリーニングします。

リビルト完了後ＡＴを取付け、ロードテストの後、ＡＴＦが規定温度でレベル調整して完成です。