車 修理の「リペアナビ」

そんなユーザーの叫びを受け止め、費用を抑えた修理を提案してくれるショップがあったらこんなに有り難いことはない。
今回はそんなケースを紹介しよう。

ちょっとした不注意で右側面をガードレールにこすってしまったこの車。もちろん、全部をキレイに直したいところだが、予算的には少々厳しい。そこでショップから、傷が大きな箇所だけをリサイクル部品に交換し、リヤドア・リヤフェンダーの鈑金をせずに磨き作業で済ますという提案を受けた。
新品部品を使ったり鈑金修理をしたりするよりも半額程度で修理することができると聞き、修理を依頼することになった。

まず、フロントが完全に開くことができない形に凹んでいることを確認。フロントフェ
ンダーと共に亀裂も走っているためリサイクル部品を探すことになった。幸い、同じカ
ラーのパーツ類が見つかりそのまま取付けることにした。リサイクル部品に〝色あせ?な
どがあり、ボディーカラーとの違いが気になるという場合は再塗装することも可能だ。が、もちろんその分費用もかかってしまう。パーツの程度に問題がなく、特に気になるところがないのであればそのまま取付けることが最もお得な方法だ。

今回は、質のよいパーツ類を見つけることができ、そのまま交換することとなった。リヤドアは幸いキズが浅いため、鈑金作業をせずに汚れを落とす磨き作業で、ある程度キズが見えにくくなるように施工した。
最近は本や洋服のようなリユース品や割れたクッキーのように「わけあり」だけれど安いといった商品が人気だ。車修理業界でも、自分の予算に合わせながらも納得のできる仕上がりに人気が集まりそうだ。

約4日間/約10万円～